漏水の工事をする場合、
・漏水が起きている部分だけを修理・交換する方法
・給水管全体を交換する方法(給水管の新設)
があり、また、
・給水管を元通りに壁や床の下に設置する方法(埋設管)
・壁の外側の目に見える所に設置する方法(露出配管)
があります。
配管は通常、壁の中や床下、天井裏など見えない場所に隠して設置してあります。
その壁の中や床下等にある給水管を調査したり修理する場合、壁や床を壊さないと工事ができません。
また、建物の構造や場所によってはガス工事などが別途必要となる事もあります。
修理に必要であっても壊した以上、あとで壁や床を直さなくてはなりません。
そうすると、給水管の修理以外の費用がかかってきてしまいますし、当然、工期も長くなってしまいます。
室内の壁や外壁に露出させて配管する(露出配管)場合、壁や床の修復費用が最低限で済み、工期も短くて済むので費用を抑えることが出来ます。
また、今後のメンテナンスが容易になる事もメリットと言えます。
デメリットは、配管が外に出ているので、不意な事故によって破損する可能性があることです。
また、紫外線や雨風にさらされるため、配管が劣化しやすくなります。
他にも美観を損ねると言う問題があります。
見た目が気になる場合は、配管カバーを取り付けることで、多少は美観をカバーすることが出来ますが、その分の費用はかかります。
どの配管方法が良いかは、現場の状況やお客様のお好み、ご予算等によって変わってきます。
当社では、お客様のご要望をお伺いし、プロとしてお客様の将来的なメリット・デメリットも考慮した上で、出来るだけご希望に沿ったご提案をさせて頂きます。
工事総額:979,000円(税込)
金額は建物の構造や現場の状況によってかわります
【 ご依頼内容 】
マンションの室内で漏水が起こり、応急処置をしてある状態です。
他社で見積りをとりましたら、給水管の新設工事とユニットバスの交換が必要で190万円と言われました。
給水管と給湯管を全部交換したいと思っていますが、相見積りをお願いすることは出来ますか?
【 施工内容 】
弊社スタッフがお伺いして調べたところ、建物の構造上、パイプスペースの裏側に浴室水栓があるので、ユニットバスを交換しなくても床下で配管工事が出来ると判断しました。
できる限り建物を傷つけないで、最小限の工事で最大限の効果が得られるように工事計画を立てました。 家中全ての給水管・給湯管の新設工事と洗面台の交換を、他社の見積りの半額でご提供させて頂きました。
パイプスペース内
メーターバルブと給水管を繋げる
壁に穴をあけて隣の給湯器に繋げる
給湯器まわりの配管を交換
パイプスペースの裏側にある浴室へ繋げる
浴室水栓と接続
脱衣所の床を開口し、新しく配管する
床下に配管を通していく
脱衣所の床をきれいに戻す
脱衣所の床下から分岐させ、露出配管で洗濯機へ繋ぐ
分岐させた配管を、露出配管でトイレの止水栓へ繋ぐ
キッチンの給水管・給湯管を新設
シンク下の壁を塞ぐ
新しい洗面化粧台を設置
工事総額:140,000円(税込)
金額は建物の構造や現場の状況によってかわります
【 ご依頼内容 】
水道局検針で漏水を指摘されました。水道料金も以前の5倍になっています。
業者に調べてもらったのですが、屋外で水が漏れている、という事しか分かりませんでした。
給水管を新たに引き直す工事を提案され、見積りが60万円でしたが高くて・・。
相見積りになりますが、お見積りをしてもらえますか?
【 施工内容 】
弊社スタッフがお伺いして調べたところ、玄関前のコンクリートの下にある埋設管からの漏水を確認し、埋設給水管、バルブ、散水栓などを交換をご提案いたしました。
コンクリートを掘削するとバルブと散水栓まわりの配管が鉛管になっていました。鉛管は現在では健康面での影響も心配されています。
各塩ビ管と切り替える撞木部分の計2ヵ所で漏水していました。バルブを含む鉛管すべてを撤去し、HIVP(硬質塩化ビニル)管で配管し、バルブと散水栓も新設しました。
バルブ、散水栓などを交換し、14万円(税込)で漏水工事をさせて頂きました。
玄関前のコンクリート
コンクリートを掘削する
鉛管と塩ビ管をつなぐ金具より漏水
HIVP(硬質塩化ビニル)管の取付け
新しいバルブと散水栓の取付け
掘った穴をモルタルできれいに仕上げる
工事総額:463,000円(税込)
金額は建物の構造や現場の状況によってかわります
【 ご依頼内容 】
水道局検針で漏水を指摘されました。
他社に調べてもらって、給水管の引き直し工事を提案されました。
相見積りですが、御社にも見てもらえますか?
【 施工内容 】
弊社スタッフがお伺いして調べたところ、築27年ということもあり老朽化による漏水でしたので、弊社としても給水管の引き直し工事をご提案しました。
まず、ガレージのタイルを斫り、水道メーターからの埋設給水管の一部を新しくしました。タイルはそのままで良いとのご希望でしたので、モルタル仕上げまでとなっています。玄関の横、ガレージ、給湯器まわりに、露出配管を取り付けました。キッチン、洗面所、浴室、洗濯機、トイレへと繋ぎます。
トイレは1階と2階にあり、2階のトイレへは給水管を押し入れの中を這わせ、接続いたしました。
今回の工事は、管路を4m掘り、壁に穴を8か所開け、全部で25m分の給水管を取り付ける工事となりました。
効率的な管路の構築で費用を抑えることも可能ですし、仕上げ工事も段階がありますので、ご予算によってお客様とご相談しながらすすめていきたいと思います。
ガレージの水道メーターより埋設給水管を一部新設
玄関横に露出配管を取付け、保温材を巻く
ガレージの壁面、給湯器周りに露出配管を取り付け
洗濯水栓に繋げる
キッチン水栓に繋げる
キッチン水栓に繋げる(シンク下)
浴室水栓に繋げる
洗面水栓に繋げる
2Fのトイレは構造上、押し入れの中を通す
トイレに繋げる